秘密のMelo♪y①*日本編*


りんりんの呟きに、心の中で激しく同意。

頷いた。


「あーっあーっあーっ。…んんっ。えー会場にお集まりの皆さん。本日はお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます」


マイクのキィーンという音がして、舞台で司会の人が話し始めた。


「えーわたくし本日司会進行を務めさせていただきます佐藤と申します。宝院学園教師をやらせていただいております」


「アイツやん…」


「ほんとだ」


「佐藤っていうんだね」


その司会進行役はなんと、あたし達にこの役を押し付け適当過ぎる練習室に放り込み、センスのないこの演奏会のタイトルを決め、挙句とんでもないビラをばらまいた張本人であった。


佐藤……ときたらやっぱ太郎だよね。

日本人って太郎とか一郎だよね。


「どういうイメージ?」


「古いわよそれ。あまりに」


「…そおなの?」


「ていうかそういえば、自己紹介してなかった? アイツ前に」


鈴木とかさ、そういうのじゃないの?

…あれ、そういえばしゅっちゃん達誰も鈴木でも太郎でも花子でもない…。

あれ、あたしも一応日本人だけど全然違うじゃん!


「……はれまあ…」