「ところで楓くんや」
「あ?」
「君はどおしたのかな?」
「なにが」
ふっふっふ。
しゅっちゃんてばかっくんの演奏聞きたいんだね?
きゃーっきゃっきゃっきゃっきゃっきゃ!
あたしもう聞いたもんねぇーだっ。
きゃっきゃっきゃ!!
「真緒、真緒、顔!」
「はっ…」
やっだもうりんりんたらぁ。
にやけていたほっぺたをぺちぺち叩き、真顔を保つ。
「もう音合わせさっさとやってとっとと帰ろう」
蓮くんがそう言って、ようやく音合わせに入った。
さっきリラックスできたおかげか、あたしはスムーズにすることができた。
本当かっくんのおかげ。すごいなぁ…。
「…さすがだね。この時点ですでにもうレベルが違うよ」
呟く蓮くんの言う通り。
かっくんはすごいんだお?

