秘密のMelo♪y①*日本編*


そこでもうついにくじけてしまい、かっくんに泣きついたのでした。


「自分の使えば?」


「それはむり」


「昨日は完璧だっただろ」


「楽器は関係ないもん」


そうじゃなくて……なんだろ。

それともやっぱり、昨日はまぐれか気のせいだったのかな?


「もっぺんやってみな。今日は練習しなくていいから、ただ好きなようにやればいい」


「……うん」


ぐずっと鼻をすすって、落ちた弓を拾う。


「ああ…ごめんねごめんね」


すりすり頬ずりしてそう言うと、「アホ」…なんて聞こえた気がしたけど気のせいにしよう。

大事にしなきゃなんだから、頬ずりくらいしたっていーんだよ別に!


「んー…『白鳥』がいいな」


「ああ」


よぅし。


「ん"っん"ん"!」


歌うわけでもないのに咳払いをし、構えた。