…と……上手くいったのも、束の間のことであった。
―次の日
「……」
「……」
「……」
「ふあーーんっかっくぅ~ん!」
「くくっ……」
「うあ~ん笑うなぁ」
すったかた、と駆け寄って泣きつくあたしを見て、心底おかしそうに笑いをこぼすかっくん。
手は頭を撫でているけれど、相変わらず笑いをこらえるので必死そう。
「なんで笑うの!」
「くくっ……不思議なやつだなお前…」
…そんなん言ったって仕方ないじゃないすか。
あたしだってあたしだって不思議だよ!
「真緒たん…」
「ね、ね、蓮二。楓笑ってるわよ?」
「うん…いや。それもそれだけど…」

