四人の許婚っ??



「…じゃあ好きって言ってよ…」

甘えた声で言う蓮兎

蓮兎、かわいいよ…

蓮兎をどんどん愛おしくなっていく私

「…好きだよっ。大好き…っ。」

私もギュッと蓮兎を抱きしめた。

「…俺、シンデレラ役、愛瑠じゃなきゃ嫌だからな…っ。愛瑠とじゃなきゃ…」

更に強く抱きしめてくれる蓮兎

「…私も嫌っ。蓮兎は私だけの王子様だから…」

「…ああ。」





暫く続く沈黙

私の心はもう蓮兎で満たされていた。