「ひどい…。」
「別に同情なんてされたくないし。しかも篠崎を襲おうとして許される事じゃねーし。」
そう言って笑った上村くんの顔は悲しそうな顔だった。
「…俺は、顔で人を好きにならない。」
蓮兎が口を開いた。
「…………。」
「俺もお前らと同じようにガキん時から愛瑠の側にいた。」
そう言って私に近づいて来る蓮兎
「愛瑠は中学ん時にいじめられてて、俺達の前ではいつも悲しい顔しないで笑ってた。」
話しながら蓮兎は私の手首にある縄を解いてくれた。
「そん時は『なんで頼ってくれないんだ』ってもどかしかった。でも今思えば愛瑠は俺達に心配かけたくなかったから、幼なじみっていう近い距離だからこそ余計に言えなかったんだって、そう思ってる。」
話している間、跡が付いてしまった私の手首を優しく撫でてくれた。
その優しさで胸がいっぱいになる。
チュッ
蓮兎は私の手首に優しい口づけをした
そして、蓮兎は続ける

