「…瑠っ、愛瑠っ!!」 「え…?」 「さっきからぼーっとしてんだけど大丈夫か?」 ポンッと私の頭を撫でながら言う蓮兎 ドキッ 蓮兎、かっこよすぎるよ… 「愛瑠…?」 心配そうな顔の蓮兎 「あ…、大丈夫だよ。」 笑顔を作ってみる私 ちゃんと笑えてるかな… 「愛瑠、笑顔になってねぇよ?」 「そ、そんな事ないよっ…?」 「無理すんな…っ。」 ギュッと抱きしめられる私 やっぱり蓮兎には嘘はつけないんだ… 「蓮兎は明日のオーディションどうするの…?」 勇気を出して聞いてみた。