「68か…キツイな…」


はっきり言い過ぎなんだよ加藤雄一!!!!


って、


「えッ!?68…!?うそー増えてる…」


「いつから?」


「…去年から。」


「お前なぁ、もう夏だぞ。」


「だって極力乗りたくないんだもーん!!!」


「うっさいデブが!」


ポロッ。


あぁガマンできない。


ガマンできないデブだよあたしはー。


メソメソしてんじゃねーとか言われる。


「ったくメソメソしてんじゃねぇよ。」


ほらねー!!!


あんたが泣かせたんだからねッ!

デブだけど女の子を泣かせたんだ!


「悔しかったら俺を見返してみろよ?」


「え?」


「デブって言われて悔しいだろ?むかつくし、くそーってなるだろ?」


腹立つわ。ウソつかない。

コクンとうなずく。


「だったらそれをエネルギーにかえて、がんばって、俺を見返してみろ。」


「…うん」


「カッコイイ彼氏つくって、かわいい服きて、あの友達を見返してみろ。」


「…うん!」





「がんばれよ。」


「うん!」





このスパルタでどエスな加藤雄一。

見返してやるッ!!!