「るい。そーゆー雰囲気になって、嫌だって思ったら拒否していいんだよ?
ぜんっぜん悪いことじゃないんだからね?とりあえず、返事送んな?」
さくらが焦るあたしを宥めるように、オトナな口調で諭す。
留美はバツが悪そうに苦笑。
「うん...。」
たまにさくらはちょーオトナっぽくなるんだよね。
普段はアホな発言もするのに。
ギャップが激しいって言うのかな?
まあ、そこもさくらの魅力のひとつなんだけどね。
あたしは、ポチポチとボタンを押して、メールを作った。
とりあえず、予定はないから...。
《空いてます♪》
「よし、送信っ。」
恋人と過ごす、初めてのクリスマス。
ちょっと不安な気持ちもあるけど...。
楽しみなことに変わりはないっ。
「んじゃあ、クリスマスはあたしとさくら二人でパーティするかっ。」
「だね。」
「え?二人とも彼氏さんは?」
二人とも恋人がいるハズ...。
「別れたんだぁ。」
「あたしは不倫相手だもんよー...。」
サラっと口にする二人。
平然と言う留美に、ちょっと切ない気持ちになったけど納得。
やっぱり、萩原サンって人は奥さんと過ごすんだね...。
「って、さくら、別れたの?」
あたしはてっきり、さくらが以前写メを見せてくれた、あのカッコイイ大学生とまだ続いてるものと思ってた。
いつ、別れたんだろ?

