「てかさ、もうすぐクリスマスじゃん?

るいはやっぱ、アイスマンと過ごすの?」



うん、何回聞いてもアイスマンは慣れません。

ツッこんでもムダだと悟っているあたしは、そこについてはツッこまず質問に答えた。



「わかんない...。」


今のところ、爽司からクリスマスの話は出てない。

いろいろあったから、言いそびれてるのか..な?



「もしかして...誘われてないの?

クリスマスまであと一週間だよ...?」



今日は12月17日。


行ってないからわかんないけど...。

もう街はトナカイやサンタの人形やクリスマスツリー。

キラキラとしたイルミネーションなんかで、クリスマス一色なんだろうな。



「...忘れてるのかな?..爽司...。」


「もうっ...何やってんのよ、アイスマン。

冬は出番のはずでしょっ!」




いや、アイスマンもとい氷のプリンスはあだ名だから、冬は全く関係ないと思うんですけど...。


ツッこみたかったけど、やめた。







「...情けない男ねぇ...。

最悪、るいから誘わなきゃじゃない。

紳士さはゼロね。」




久々の裏さくら。


顔が信じられない、とでも言いたげに引き攣ってる。

毒舌度が増してます...。