サーっと血の気が引いた。 すぐ近くにいるんだ。 同じクラスかもしれない...。 違うクラスかもしれない...。 ものすごく、恐い。 「どうしたの?るい。顔色悪いよ?」 「真っ青じゃん!保健室行く?」 まわりから見てとれるほど、顔は青ざめていた。 保健室の方が安全かも...。 「そうしよっかな...。 ごめんね、先生に言っといて?」 「わかった。ゆっくり休みなねっ。」 「うん、ありがと。」 教室を出て、階段は特に背後に気をつけて、保健室へと向かった。