「...何だよ。」
注文し終わったあと、見つめ続けるあたしを不審に思ったようで。
あたしはコーヒーを頼む人が珍しいんだ。
あたし自身絶対頼まないメニュー。
だって超甘党だもん。
コーヒーなんて飲んだこともないし、飲もうとも思わないしね。
お母さんもお父さんもどちらかと言うと甘党で、家にコーヒーなんてないし。
さくらは見た目通り、メロンソーダとかオレンジジュースとかポップな感じのを頼むし。
あ、留美はモカコーヒーが好きなんだよね。
モカコーヒーは名前からして甘そうな感じ(飲んだことはないから実際は知らないけど)だからフツーだけど。
ブラックコーヒーを頼む人なんて、まずあたしの周りにはいない。
「ブラックコーヒーなんて飲むんですか?」
あたしの質問に先輩はサラリと答えた。
「ああ、好きってわけじゃねぇけど。大体は。」
「そうなんですか~...。ブラックなんてあたしには無理だなぁ。」
先輩のこと、1つ知れました。
ブラックを
でも先輩にブラックコーヒーってぴったりだよね。
早朝、本を片手に飲んでそうなイメージ。
「お前は甘党って感じだよな。」

