「ちょっと、どうしたわけ?
いつものるいじゃないよ?」
まつ毛をキレイにカールさせた留美の瞳が、あたしを見据える。
話そうにも、いろいろありすぎて、困難だ。
「何でもな~い。」
「...そう?
ホント、さくらもるいも変っ。」
「え、さくら?」
見渡すと、いつもは机の右側にかかってるさくらのカバンがない。
さくらの姿もない。
いつもは、とっくに来てる時間なのに。
「休みっぽいんだよねー。
家に行ったら、出ないしさ。」
珍しいな、さくらが学校休むなんて。
見かけによらず、健康なのになぁ。
「そうだ!今日さ、放課後さくらん家行かない?」
「...行くっ。」
留美の提案に同意したあたし。
璃乃ちゃんのことも、爽司のこともあって...
部活に行きにくいし...。
休む口実できるから、丁度いい。

