「えぇ。わたしそーゆーハッキリしない男ムリだわ。」
キッパリと言い放つさくら。
ちょっと出たよ、裏さくら。
「ちょ、市崎先輩のこと悪く言わないでよぉ~。」
ぷくっと頬っぺたを膨らませる。
あたしだってはっきり言ってほしいんだけどさ...
「てか、好きって言われて、るいも好きなんだからカレカノでしょ。」
ふっくらとしたつややかな唇に淡いピンクのグロスを塗りながら、言ってのけちゃう留美。
あたしだってカレカノだって思って
いろいろ期待してきたんだけどね...
「付き合うってよくわかんないよ~っ!」
泣きそうな勢いで机に突っ伏すあたし。
″氷のプリンス″って言われてるくらいなんだから、もしやって頭の隅では思ってたけど...
ツライよおおぉお。
このままだったらあたしたえられないっ。
付き合ってるって思いたいんだもんっ。
せっかく大好きな先輩から好きって言われたのに。
あたしにとっては奇跡なんだからあぁあ。
「メールして聞いてみれば?」

