「今日、アイツと絡んでなくね?」



あたしはその言葉で押し黙った。


...容赦なく、痛いとこ突いてくるなぁ。



さっき始まった部活。

いつもは、少し話したり、ボールを磨かされたりするんだけど...。

今日は目さえも合わない。


完っ全に、避けられてる。


居たたまれなくなったあたしは、こうして倉庫へと逃げてきたんだ。




「...何かあったんだ。」



あたしはコクンと微かに頷いた。