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「あたし、好きな人出来た。」



突然、爆弾発言をしたさくら。


あたし達は二年生に進級した。

奇跡的にあたし、留美、さくらは同じクラス。

ついでに、毎日学校に来るようになったハルキも。


一年生だったときと、あんまり変わんないんだよね。

教室の雰囲気だって、同じだしね。



...でも、確実に日々は変化していっていた。



「マジ?誰誰っ?」


イチゴミルク味のパックジュースを飲みながら、前のめりになる留美。


この頃そういう話題が全くなかったさくら。

あたしも気になり、留美と同じ体勢になった。




「それは秘密!」