「良い眺め。」
突然の奇声に振り向いた爽司は、イジワルな笑みを向けた。
「ヤダっ!...穿くもの貸して?」
すばやく布団に包まる。
パンツとキャミソールの姿なんて、お父さんにも見せたことないのに!
最悪すぎる...。爽司に見られるなんて。
「ホラ。」
クローゼットから取り出した黒のスエットを、目の前に差し出される。
「ありが...」
受け取ろうと手を伸ばしたら、サッと避けられて、手の行き場がなくなった。
「欲しいなら、るいからキスして?」
しゃがんで、目線を合わせる爽司。
いたずらっ子のような、不敵な笑みを浮かべて。
......今日の爽司は、イジワルだ。

