予想外の、良い返事。
「...っうん!」
あたしは嬉しくなって、笑った。
「あんな男のドコがいいんだか...。」
ハルキがボソっと呟いた言葉。
んん、聞き捨てならないっ。
「ハルキは知らないだろうけどね、爽司はすっごい優しいんだからっ!」
冷たいコンクリートの上に腰掛ける。
冷え症のあたしには、キツい温度。
「へぇ。どこが?」
体をきちんと起こして、聞く体勢になるハルキ。
「えぇと、あたしのことどんな時でも家まで送ってくれるしっ。」
「男としてフツーだろ。」
「む...。あたしのこと気遣ってくれるしっ。」
「それも当たり前。」
「むむ...。」
あたしの言う事、全部サラリと否定される。
「いやいや、そういう当たり前の優しさができなくなってる人が増えてるんだからね?」
「...オレだってできるし。」
拗ねたような表情をする。
なんか、ハルキがカワイイ。

