ストロベリー


「酷いー!俺の事覚えてないのー?」

うるうるした目で聞いてくる。

…そんなこと言われましても。

「わかんない…」

あたしは俯きながら言った。


「俺だよ!!玲雄。」

「ああ、玲雄か。」

…って、んん!?

随分かっこよくなってる。

少しだけ見とれてると、

「俺に見とれてんの??」

意地悪な笑顔で玲雄は言ってきた。

「へ…?あ、別に!!」

何か恥ずかしくなってしまい、顔を逸らした。

…でも、まだ見てくる。

何の用だし。←