アイスキャンディー片手に全力疾走してくる女と目があった。



「あ、またこの前の。ってか、何で名前?」



俺名前教えたっけか?



「すいません!この前のカフェで書類に名前書いてあるの見ちゃいました!」



そういうと、ちょっと申し訳そうに俺をちらっと見た。



「あ〜なるほど。で、どうしたの?」



「えっえっと…特に用はないんだけど、裕斗さん発見して、会いたくなって走ってきちゃいましたっ」