仕事が終わって、時計を見るとまだ6時。 今日は珍しく、スムーズに仕事が進んだ。 小腹がすいた俺の目に とびこんできたカフェの 看板。 …たまにはこういう所も いいかもな。 そう思ってドアをあけた。 …カランコロン 珈琲の香りが店の中いっぱいに漂う。 「いらっしゃいませ。 お一人様ですか?こちらへどうぞ」 そういって案内された席は、すごく落ち着く空間だった。