母親参上

オセロをしたり、ゲームをしたり、時には一緒に勉強もしていた。おどろいたのは、その男の子はチェスが好きだと言うことで、星太もチェスができるようになっていたことだ。

「チェックメイト!」

病室で小さな携帯チェス盤に、小さなコマを動かしながら、小さな声で、彼らはチェスで遊んでいた。

普段、ゲームばかりしていたので、母は、チェスやオセロなどで遊んでくれてるのが、ちょっとうれしく感じたりもした。