゙お願い゙



声?!



゙助けて……゙



気のせいじゃ、



ない。



どこから聞こえるんだ?

何度見回してもこの部屋には俺しかいない。





「もしかして、君なのか……」


『Dear Alice』
─ディア アリス─


!?


人形の靴の裏に書かれた文字。

「……アリス」

当然、俺の記憶の中にはあるハズもない──



なのに



なんだ?
この懐かしい感覚は……