――ボォン 「コホッコホッ。な、なに?」 いきなり、煙がでてきた!? これって、姫華の仕業? その煙の中から現れたのは、王様らしき人だった。 頭には、冠があって赤いマントを着ていて、髭を生やしていてどっからどう見ても普通の人ではない。 「これは、大変だな」 大変? それって、わたしが見てしまったこと? 「お父様、なんとかなるんでしょ?」 姫華のお父さんが首を振った。 「残念ながら、お前は掟を破ってしまった。」