わたしは、立ち上がって屋上をでようとしたけど足が絡まってこけてしまった。 「いたたた…」 「璃南っ!!大丈夫?」 姫華がわたしの近くにきた。 「えっと…、何もっ!!何も見てないから」 「えっ?」 「姫華が指を鳴らしてホウキを出して飛んだなんて……っ!!見てないから!!」 「大丈夫よ。………お父様、見てるんでしょう?」 え? 見てる? どこかに隠れてるってこと? そんなことより、姫華はいったい…