ま、いい機会だし踊ってみようかな。
「じゃあ、よろしくお願いします。」
わたしは目の前の人の手の上に自分手を乗せた。
「よかった。」
そういって目の前の人は立ち上がった。
「踊れないからって断わられるかと思った。」
「え…。」
ちょっと、いくらなんでも失礼じゃない?
文句を言おうとその人の顔を見た。
「あぁー!!あなたはさっきの!!」
「どうも。」
ドアを使って運動してるって言ったら信じた人だ…。
「あ、わたし踊れないんだけど。」
「俺も踊る気はない。」
な、なにそれ!?
この人かんぺきわたしをバカにしてる。
