わたし達は会場についた。
「とりあえず、誰かと踊っていて。わたしは用事があるから。」
「えっ!?ちょっと姫華…!!」
行っちゃったよ。
なんか、緊張する~。
姫華が選んでくれたドレスは淡いピンク色で綺麗なストーンがついていてとてもピカピカしていた。
まるで、お姫様みたい。
あんな部屋まで用意してもらった上にこのドレス。
他人から見たらわたしって間違いなくお姫様ね。
「踊っていただけますか?」
「えっ!?」
目の前にいる人がしゃがんでいた。
わたしに言っているんだよね?
顔が伏せていて誰だか分からない。
っていうか、踊れない…。
こうゆうのって断わったら失礼だよね?
でも、踊れないし…。
