Magic☆Girl





夢かもしれない。


でも、これは多分現実。



「どうしたの?」


「え?」


振り返ると、イケメンな男の人が立っていた。


すっごく、服装が立派っていうか、豪華っていうか。


この人も王家の人なのかな?



もしかして姫華のお兄さんとか。



「もしかして君が噂の子?」


「噂?」


わたしって噂されてるんだ。


自分が思っているより、もしかしたら結構美人なのかも。



「人間界から来たんだろう?」


「はい?」


「城中で噂になってるよ。人間界の子がフローリー王国に来たって。」


あぁ~なんだ、噂ってそのことか。