「璃南、もう着くわよ」


「ほんとに!?」


わたしは、ドアの近くに座っている人にカーテンを開けてもらった。



「わぁ!!すごく綺麗!!ここがフローリー王国ね?」



あれ?
外が明るい。



もしかして、もう朝!?



「ねえ、姫華!!今何時?」


「えっと………お昼の12時よ」


姫華は時計を見てわたしに教えてくれた。


「えっ!?嘘でしょ」


「本当よ。ほら」


かわいい時計~



「ねぇ、ちゃんと聞いてる?」


姫華がわたしの考えを見破ったかのように言った。


「う、うん。聞いてる。」