体育が終わり、
後片付け…………



みんな面倒だから
先に帰っちゃう。





まぁ、私はするよ。




――体育委員だからね。







そう思い、
バレーボールが詰められた籠を
運んでいた。




結構
重いんだよねー





とか思いながら私が
運んでいると



バスケをしていた女の子が
重たそうに荷物を
倉庫に運ぼうとしている。





そんな女の子に
手を差しのべたのは――












――――尚だった。







「大丈夫?」





「う、宇津見くん!?」





女の子は驚いて
尚を見つめる。





「重いだろ?俺がやっとく」







「え……いいの?」







「任せとけって☆」






そう言って女の子に
笑いかける尚。





そんな笑顔を見て
女の子は赤い顔をして
教室に戻っていった。
























…………やだよ。