そして
俺以外の男子とは
フツーに話す。




「真城-、このノート真城の?」




ある男子がそう言って
美音に尋ねる。




「あっうん。私の!
ありがと…」





笑顔で
その男子に答えて
ノートを受け取る。







なんだよ……
俺には笑顔なんて
見せねーくせに。






他の奴に
笑いかけてんじゃねーよ…








お前は俺だけを
見てろよ。
















そんな事を
思いながら君を見つめていた。





すると美音と
目があった…………








「こっち見ないでよ!」





それは
今の俺を
もっと悲しませる言葉だった。







「はぁ?見てねーし」








この時
初めて君を睨んでしまった。



君は少し怯えていた。




でも俺は
そんな事を気にしていられなかった。









――――あまりにも


ヤキモチを妬きすぎて……