やだやだやだ! 分かってた事だけど あんなの見たくないよ… 私は全力疾走で 廊下を走り抜けていた。 ぐいっっ―― 「待てよ」 私の腕を掴み、 自分の方へ私の顔を向かせた。 「な…尚……」 私は息を切らしていて 呼吸をするのが一苦労なのに 尚は全然 乱れていなかった。 一生懸命 走ってたのにぃ~