Sleeping dream

「オレも中二だったよ。
 一個上の先輩と。
 でも、最悪だった。」


「どうして?」


「だって、その先輩さぁ、喘ぎ方 がヤバすぎて。」


“どんなんだったの?”と、私が聞くと、彼はその時の真似をジェスチャー付きでしてくれた。

それがあまりにもおもしろすぎて、私は思わず吹き出してしまった。


「何それ!?ウケるー!!」


「だろ!?
 そんな事されたら、イクにイケ ねぇし。
 あーあ。オレの初エッチ、最悪 だわ。
 愛ちゃんは?やっぱ、痛いの?」


「痛いっいうか、きついなって、思った。
 股が裂けるくらい痛いと思ってたから、なんだって、感じかな。
 特に感動とかもなかったし。」


「やっぱ、そうなんだ。」




誰でも一度は通り過ぎる通過点。

だから、特別な事でもない。

むしろ、自然な事だ。

でも、何で好きでもない男と行為に及んだのか、自分でも覚えてない。









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