振り返ると、セーラー服の女の子が立っていた。


「…美央ちゃん?」


私は確かめるように彼女に言った。


彼女は満面の笑みで答えた。


「やっぱり、愛さんだ!
 お久しぶりです。」


美央ちゃんと初めて会ったのは私の誕生日だった。


今日で会うのは二回目だけど、

真ん丸な目とさらさらの黒い髪、そして、可愛い声は印象的だ。


私に話し掛けるそぶりもまさしくキングオブ女の子に値する。


「また、愛さんに会えて、すごく 嬉しいです。」





私たちは駅の近くにある喫茶店に入った。


そこで、イチゴパフェを頼んだ。


注文したイチゴパフェが来ると、彼女の大きな目はキラキラと輝き出した。


長細いスプーンの柄を持つと、申し訳なさそうに私の方を向いた。





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