Sleeping dream

部屋の中とは違い、外は凍てつくような寒さだった。

ユウトが住むマンションから駅までにはイルミネーションが施された木々が奇麗に整列していた。


夢の国にいるのではないかと錯覚させるほど、色とりどりの光たちが暗闇をパッと明るくする。


「綺麗……」


作られた光たちだけど、

私には目が眩むほど、輝いて見えた。





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