Sleeping dream

「オレもそろそろ帰ろっかなぁ。」


「じゃあ、一緒に帰ろ。」

「愛は泊まってけばぁ?
 今日、ユウトの親、いねぇんだ って♪」

ナオトがニヤニヤしながら、私を突いてくる。



どうして、こいつらはそっちの方向に持ってきたがるのよ。



「どうする?
 オレらもヤッちゃう?」

ユウトまでも突いてくる。

「はぁ……」


ため息が出てしまった。


二人は顔を見合わせると、お腹を抱えて笑い出した。

「冗談だっつうの!!
 すぐ本気にするぅ!!」

ユウトが私の頭をポンポンと叩いた。


ナオトは私の腕を掴んで、“早く帰んないと、サンタさんがプレゼント持ってきてくれないぞ”と、腕をブンブンと振っている。


私たちはドアを開けて、外に出た。





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