Sleeping dream

時計は九時を回っていた。

ケンとレナのラブコメも一段落し、そろそろパーティーもお開きになりそうだった。


ケンとレナはみんなに囃し立てられ、先に二人で帰ることになった。


「だから、まだ付き合うって決め たわけじゃないってば!!」


レナは手をパタパタしている。


「いいじゃない。
 半分付き合っているようなもん なんだから。」


「愛までひどいよ……」


口を尖らせて、話すレナがいつもより、可愛く見えた。



ケン、


私がこんな風に言うのはおかしいけど、


レナがフラフラ男遊びしないようにちゃんと捕まえてないとダメだよ。


レナもこれからは簡単にキスとかしちゃダメ。


私は二人が幸せになるように祈ってるからね。





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