私の敵はチビ会長








『生徒会長~!!』



沙織が手を伸びるだけ伸ばし大きく振って生徒会長を呼んでいる




ぎゃぁぁああっ!!


手なんか振らないで!!




予想外の沙織の行動にあたしはもうてんぱりまくり



『沙織っ!?やめてっ!!』






え…?


やバ…



私は硬直した体を動かしゆっくりと周りを見た


みんなこっち見てるし…



あまりの恥ずかしさに慌てて俯く






『プッ…馬鹿だな…』



私がしょろたれてるなかでそんな声が聞こえた


その声は小さく自然にでた言葉らしい





はぁ??


いまのムカつく声はあきらかにあの中学生生徒会長からでた…




『ちょっと…それどういう』

文句を言おうとそのちび生徒会長に近づこうとすると



『沙織?沙織だよね?』



文句は掻き消され、変わりに女…いや男の声がした





…って!!

生徒会役員っ!?


なんで目の前にっ!!



目の前にいた男の子はさっきドアから出てきた人だった



確か…名前は…




『え?…し、進?ひっ久しぶりだね!!』




そうだっ!!


花月 進(ハナツキ シン)だ!!!



沙織が名前を言ったのを聞いてやっと思い出した私…



さっきまでの勢いは消えて花月さんと沙織の様子をじっと見る



え??

てか知り合い!!?







『…沙織知り合い?』



入ってはいけない空気と分かっているけど、


好奇心に負けておそるおそる近づいて聞いてみた…




というか…


女の子ちょー見てるし!!!