<志穂>
やぁ~…
開いちゃった…
『きゃ~かっこいいっ!!』
沙織…
その顔にはいつしたのか分からない化粧がしてあった
気合い十分って感じだね…
哀れむような目で壊れた沙織を見つめる
出てきたのは我が学校の生徒会
まあ2人だけだけどね…?
なんか大人気の役員でかっこよくてモテるらしいんだけど
よく分かんない…
ていうか飴食ってるし
校則違反でしょ?
『沙織恥ずいから帰ろ?』
こんなとこにいたらあたし達も他の女の子と一緒にされちゃう
だけど、腕を引っ張っても微動だにしない沙織
どこにこんな力があるんだか…
『えぇーやだ。ほら♪こっち見てるよ?』
沙織がニコニコしながら興奮気味に指をさす
私もその方向を見る
カラン
そこには飴を舌で器用に口のなかで転がして
なんていうか…
中学生?
…まあ綺麗な黒髪の男の子がいた
その男の子は周りの女の子に笑いかけている
優しく目を細めて、口角がちょっと上がる笑い方は
おもわずキュンッてするほど
うっ…
な、なにあれ…??
すごいカッコイイ!!!
制服を着崩して、無駄な肉がない体はシュッとしている
背は…うん、まぁ。
でも遠くからでもすごくオーラがでてることが分かる
なんか私解説者みたい…
でも、ドキドキとかはしない
ああいうタイプ苦手だし。
しかも、なんか子供っぽい…
生徒会なら、制服ぐらいちゃんと…
でも確か…あいつは…



