俺はゴホンと咳き込んで会長イスに座った
『えぇ〜と。自己紹介は志穂が目が覚めたあとってことで、今から話すのは、学園祭のことです』
俺が学園祭って単語言った瞬間に優はため息をついた
俺もため息つきてぇよ…。
俺達の中では行事は禁句。
みんなそんなこと言われた次の日から学校を休みだす
『学園祭?なにそれ?』
葉月先輩は分かってない様子…それをがんばって沙織が教えてる
脳が子供の葉月先輩に教えるのは一苦労だから、沙織がいて助かった
沙織ナイス!!
『で?今回も俺らがなんかやるわけ?』
『…まぁ、適当にな』
『…マジかよ…。』
『…うん。』
俺らはそろってため息…
毎年生徒会が見せ物をやることになっているこの高校
なぜかそれはすごい人気でどうしてもやめるわけにはいかないらしい
去年は生徒会1年生だった
優と葉月先輩が漫才をやったらしい…
今年あいつらは2年生…なんでまた生徒会に入ったんだ?
『あ。今度は恭哉と進で漫才やったら?』
『却下。漫才から離れろ』
『…だと思った。』
また考え出す優…。
ん〜…なにがいいんだ?
俺は頭を使ってひねり出す
でもでてくるのはダメダメなのばかり…
頭をつかったから糖分がほしいな…。飴の袋をあけ苺味のペロキャンを舐めた
『あ〜それ俺にもちょうだい』
『ん?いいけど…なに味?』
『みかん。』
『はい。ちゃんと紙はゴミ箱にな?』
『分かってるよ。でも飴好き過ぎだろ?いつも持ってるな』
飴好きで悪かったな…?どうせ俺はガキですよ…
そっぽを向き飴をガリッと噛む
優は『はは♪』と笑い、俺を覗き込んだ
『やめろよ!』
『はいはい』
『あぁ〜いいな〜♪飴!わたしもちょうだい?』
『あぁ?ヤダよ。沙織はさっさと考えろ』



