私の敵はチビ会長






「…し…ほ…っ?」


会長の掠れた声


ドクンと胸が高鳴る






言った瞬間、

言っちゃったんだ。と自覚して一気に早くなったあたしの鼓動



顔は熱がでたみたいに熱く、汗がグショとでてくる

人生最大の冷や汗…。






再びシーンと静まりかえった屋上



あたしが世紀の大発言をしたのにも関わらず、会長からの返事がない




…もしかして、引いた?


抱き着いてこんなこと言うのヤダった?


やっぱり触んなって思う?




あたし…


失敗した?





会長がなにも言ってくれないことに不安になり、

そっと隠してた顔をあげる


あげた瞬間、すぐに会長と目があう





『〜ッ///』




2秒ぐらい見つめ合っただけなのに…



それにも耐えられなかったあたし達は、お互い同時に勢いよく顔を背けた



やばいっ!!照れるて全然会長の顔みれないよ!!

しかも、会長まで顔赤くされたら尚更っ



恥ずかしくて離れたいけどこの背中が心地好くて

離れたくないって思ってる自分がいて…。




あたしは自分がしたことに後悔と感動を覚えながら会長の返事を待つ



顔はまた下に俯いて会長の顔を一切見ない状態




会長、早く

どっちでもいいから…




困るのだけは、やめて…