私の敵はチビ会長







ーーーー--あたしが出ていってからの生徒会室--ーーーー







『はぁ〜…会長ってばか?』

『ばかだよぉ!ばか以外のなにものでもない』

『恭は…シャイなだけかもよ?』

『んなわけ、ないだろ?あいつは…馬鹿なだけ』





さっきまでの空気が嘘みたいに仲よさ気に話し合う4人組



みんな特に重要視はしてない





ただの、すれ違いだって分かってるから





だけど、なにがその溝を深めているか




それが分からなかった







恭哉は鈍感だから多少は勘違いってことですませるだろうけど、




志穂は案外鋭く勘もいいからなにか直接的な…




人とかが関わらないとこんなにすれ違わない








なにかが…



誰かが…からんでる





4人はそれを一生懸命考えていた








『ん〜…やっぱ、私は欄が関係してると思うよ?…あんときの会長…』

『おかしかったよな♪』

『妙にイライラしてたしな』

『絶対それだよぉ〜!!』





みんなの意見がまとまった瞬間




探偵風に語っていた葉月先輩が口を尖らす





『もぉ〜ッ!!私が話してたじゃんか?』

『はいはい…どうどう。』
『馬かッ!!』





葉月先輩と優さんの痴話喧嘩を見ながら沙織がため息をつく




そして生徒会室をでてさっきまで作っていた板の前にしゃがみ、呟く





『はぁ〜あ…会長、これどうすんのぉ?…たく、本当馬鹿。』



沙織はクスッと笑みを零しながら板を持ち上げた






『せっかく謝るって作ってたのにぃ、恥ずかしくなって逃げるって会長…どんだけばかぁ?』






その板には、




ある人におくる予定だった



怒ってしまった謝罪を込めた文字










【これからも、よろしくな】