『つ、付き合ってませんッ!!誰が言ってたんですか?そんなの…』
『ま、まぁまぁ…そんなに怒るなって』
『怒りますよ!!…まさか、郁さんも信じてるんですか!?』
バンッと郁さんが座ってる机を力一杯叩く。
血が頭に上って手がワナワナ奮えてる
いらつきもあるけど、もしかして…会長も知ってるんじゃないかって心配だから
欄さんとのことふざけた噂って分かってるけど…
すごい心配…。
郁さんの顔が歪んであたしを不安そうに見てる
なにかを心配してる顔だ
『はは…いや、人が人だけに、さ?』
『あたしと欄さんはそんな関係に見えるんですかッ!?』
あたしが顔を近づけて郁さんの顔を覗き込むと郁さんはまた顔を歪ませる
もう!!
なに、その顔!?
顔を離し、郁さんは苦しかったように深呼吸をしたそのとき
ダンッ
『ねぇ、早く!!手が回らないのよ!!もう、勉強したでしょ!?あ。あなたが郁?康晴さんが呼んでたよぉ?』
さ、沙織?
沙織はもう制服を着こなして古株のように胸をはってる
あたしは机からゆっくり離れると外へでるとき扉に手をかけ、
視線だけ郁さんにむけてイスから立とうとする郁さんを睨む
『…あとで、ちゃんと聞かせてください』



