コンコン
ノックの音がして、あたしはビクッと身体を硬直させて扉を見つめる
『失礼しまぁ〜スッ!!あ、あなたが志穂?』
『は…はい。』
どんな人が来るかと不安に思ってたのに、その不安は消え去り唖然とすることしかできない。
元気な挨拶で入ってきたその人は赤みがかった髪に黒色メッシュなんて入れてる
とにかく見た目は元気っ!!って感じ
…こんな人も働いてるんだ…。
『そうかッ!!よろしくな、俺郁ってんだ。あんたの担当!』
『よ、よろしくお願いします。』
作り笑いはそんなにうまくできないけど、一応笑っておいた
郁さんも笑ってくれてたけど、その笑顔は康晴さんともあの女の子とも違う。
なぜかあたしと郁さんが友達になったみないな感じがしてくる
明るくて、少しふざけたような笑顔。
『志穂固いな!!もっと自分だしてはじけろよ。客は店を見るんじゃねぇ、俺ら個人を見るんだ。また来るにしても気に入った奴を求めてくるんだよ!しっかり気ぃ閉めろ。』
『はっはい!!気を閉めます!』
『よし。後は接客と話し方について教えとくから』



