沙織はあたし達の前にくると、クルッと一回転
沙織の制服は黒いフリルのついたシフォンがたのミニスカにベージュの花柄ジャケットに黒いちびT
可愛いとかっこいいを合わせた感じとでも言おうか。
まぁ、とにかく似合ってて…
これで機嫌を治したとすぐ分かった
それに比べてあたしはエクソシストみたいなロング黒コートに男っぽい本格執事服。
…なんであたしは男みたいな服?
沙織を見て羨ましくなったけど、文句も言えないから黙ってた
『まぁ。とても素敵です。その服は当店のスタイリストが皆様の印象できめさせていただいております。』
印象…
あたしは自分の服を見直して、ため息をつきたくなった
だって…これ。
あたしの印象男じゃん
『はい、こちらがロビーでございます。…そしてこちらがスタッフルームでございます。康晴(コウセイ)様がお待ちですので』
そう言ってあたし達を大きな部屋の前まで案内すると、女の子は愛慕のスマイルを残しお店の中へ戻って行った
お店のほうから聞こえてる歓声。
…人気なんだ。でも、あの笑顔だからそれもうなずける
ロビーにはあんまり普通のお客さんは来ないみたいで、リッチな格好をした人が時々通るだけだった
普通の人がくるお店は店の奥にあって満席だ



