私の敵はチビ会長







『ねえ?もう9時だよ』

「え…?…あっほんとだ。」


時計を確認してくれたのか声に間があく



そういう細かな優しいところが嬉しくてつい口元が緩む




『あたし…宿題やんないといけないんだ…どうしよ?』

「いいよ、宿題やっても!!」


相変わらず優しい前田くん

今回の電話で前田くんの優しさをすっごく実感した



あたしの話をしっかりと聞いてくれて合わせてくれたり


言葉が見つからなくて話すのが遅いあたしでもちゃんと会話ができた




あれもこれもすっごく嬉しいこと


それに声が暖かくて安心する




『ありがとう!!ごめんね。また電話する!』

「うん。待ってるな!!あ、そうだ。宿題が終わらないだったらまた今度一緒にやる?」

『え!?いいの!!?』

「もちろん。」

『じゃ、じゃあよろしくお願いします!!』

「りょうかい!!じゃあ宿題がんばれ」



電話が切れ後もあたしはしばらく宿題に手をつけずにボーっとしていた


前田くんの声が耳に残っていていまにももう一度聞こえてきそう





…前田くん、なんであたしを誘ってくれたのかな?


そういえば…動揺しすぎて聞けなかったけど、どうしてあたしを誘ったんだろう?



こんな無愛想で可愛くない女あたしだったら絶対誘わないよ