私の敵はチビ会長






それにしても…

さっきからほのかに香るいい匂い



それは会長のジャケットを手に持ってからだ



甘いフルーツのにおいだけど、

香水みたいにくさくて甘ったるい匂いなんかじゃない

爽やかな清潔感があふれてる




これ…会長の香りだよね?

どうやったら人体からこんな香りがでるわけ?



会長の体に不思議を抱きながらもそのいい匂いにつられ、かぎ続けるあたし



本当はこんなことはやんないんだけど…

誰もいないし、こんなこともういつできるかわかんないからね!!




そのとき、ケータイがゆずの夏色を流しながらおおきな音でなり響く



『ぎゃ!!』


体は一回大きくはねてそれからこわばる



横をむいていまのがケータイ音だと確認するやいなやその鎖はとかれた




はぁ〜…

良かった

だれか来たのかと思って焦った


会長のジャケットのにおいかいでる格好だったし