私の敵はチビ会長





なんだろ…。


…会長は気づかないのかな?




あたしはソファーに座って進さんと口論してる会長をチラ見してみた



さっきまであたしの事なんて気にもしなっかたくせに、あたしが見た瞬間目が合う





そして…


生徒会長は私を睨んだ




ゾッ



え…



なにいまの?




悪寒…?



急に寒気がして思わず体をさすってしまう




『で?…他の奴らは?』

『う〜ん…お腹痛いって』

『なんだそりゃ…。』




頭をかいて苦笑いの会長…

なに…こいつ…



さっき私を睨んだ時とはまるで別人じゃん…




進くんにはすごく優しそうに接してる…



ひと目見ただけだとめんどくさそうにしてるけど…


いままで一緒にいたあたしには分かる





『…』



これは…あたしの感じたことだけど…



なんか…二人には…




なにか深い絆みたいのがあるのかな…?





『どうしたの?俯いて』

『え?』




し、進くん!!?



進くんが私を心配して覗きこんでいた




『わっ!!近いから!!』

『おい!進もうやめとけよ?病気が移るぞ?』

『は〜い♪』




大声で進くんに呼びかけてる会長…



病気ってなんだぁ!!?


んなのもってねぇよっ!!


進くんも返事しないで!!?