入ってきたのは
茶髪にクリクリの目をバチパチさせた、可愛いが印象的な背が小さい男の子
あ、昨日沙織と一緒にいた子だ
『進っ!?おまえどこ行ってたんだよ!?』
急に入ってきて驚いたのか勢いよくソファーから立ち上がる生徒会長
その反動でソファーが後にドンッて、倒れた。
その下にはあたしの足…
『い、痛ぁぁあああっ!!』
あたしはそう天井に向かって叫ぶと下敷きになった足を持ち上げケンケン状態に…
おぅっ!!おぅっ!!
あたしからはっせられる小学生っぽい悲鳴。目は涙目だし…
だって…超痛いんだもんっ!!
ヤバいよこれ!!兵器だよ…
『ごめんごめん!先生に捕まってた〜♪あ!!この子が新しく入った子?てか昨日の子じゃん!!』
『…小出志穂っつうらしい』
『へぇ〜志穂ちゃんか!!よろしく♪』
うわ…
めっちゃフレンドリーじゃん!!
昨日は変な子っぽいとおもってたけど…
接しやすいな〜…
て…
おい!!あたしにソファー倒しておいて…なんにもなしかいっ!!
あたしは生徒会長を睨む
キツく睨んだのにきずかない…
会長はあたしに倒れてきたソファーをかがんでもとに戻す
そして…座わった…
『入ったていっても…代理ですけどね?』
二人の顔色を覗いながら呟いてみた…
『ううん♪きみはもう立派な生徒会メンバーさ!!』
ちがーう!!
一ヶ月だけだから!!!
…
でも…なんだろ…この違和感
進くんの笑顔は嘘っぽい…
あたしはこちらに笑顔を向けてる進くんをマジマジと眺めた



