けーたいの音だけが鳴っていて、お互い止まったまんま
むなしく鳴っていたけ−たい音がどんどん小さくなっていって、そのうち消えていった
気まずい空気
てか、気まずくしてんのは俺か…
なぜなら俺が志穂のケータイをガン見してるから、しかも眉間にしわをよせて
『…なに?』
『ん?…別に、見れば?』
『そんなに見られてちゃ見れないっつうの!!』
『見られちゃまずいの?』
『べ、別に!!』
『じゃあ、開ければ?』
しぶしぶ悔しそうにケータイを開く志穂
てか、俺はなにやってんだ?
欄のせいで変なことしちまったじゃねぇかよ!!
帰ったら絶対欄を殴ろうと決意して、やっぱり気になった志穂のケータイをのぞき見た
またまた不快な顔をして俺を見る志穂
でも、それを無視して俺は見続ける
『あんまいいものないよ?』
『それぐらいなんとなくわかる』
『なにそれ!!ひどくない!?』
いいから開けろよ
なんて心のなかでイライラしながら顔はニコニコ笑う
不満そうな顔をしていてもやっぱり赤い志穂の顔
だから俺はよけいに笑っていた
なぜか志穂は俺が笑うと渋々言うけどなんでもやってくれる
生徒会の雑用ものこの要領でなんかいやらせたことか
まぁ…今日はそんなことないんだけど…
てか、あれはなに怒ってたんだ!?
俺がなんか言ったってことはなんとなくわかるんだけど、
…なに言ったんだ?



